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この5年間の推移表とグラフを見ると、明らかにトレードショーのパワーが落ちていることが分かる。
奇しくもトラノイが77%減、マンが77%増という明暗決する数字にはなったが、トラノイの分母が大きかったため、全出展者規模ではなんと4掛けの63%減となっている。ウェルカム・エディションの70ブランドで嵩上げしたとしても、半減という事になる。
これほどまでにトレードショーが落ち込みを見せている理由には、年々値上げされる出展料とそれに見合う受注が取れないというアンバランスの拡大が大きな要因だ。ショールームに鞍替えして成果を上げているブランドも無い訳ではないが、総じて卸市場全体が厳しくなっているというのも遠因となっている。
グローバルSPAの市場席巻とEC直販の拡大はまだ暫く続くと見られ、「新興国を除く卸市場の減少には未だ歯止めかからず」といった印象を強く持った。
さてそんな中でも、多くの日本ブランドがチャレンジしていた。
東京都/繊維ファッション産学協議会が主催する「東京ファッションアワード」の「ショールーム・トーキョー(showroom.tokyo.). 」には第4回と第5回の受賞11ブランドが出展。
ショールーム・トーキョー.をサポートするラキッチ・ショールーム(LAKIC SHOWROOM)やパークス・ショールーム(PARKS SHOWROOM)、デューン・ショールーム(DUNE intl. SHOWROOM)など日本絡みのショールームも数多く開設されていた。
またロンドンのポリーキング、トゥモローなど有力ショールームにも多くの日本ブランドが参加していることを鑑みると、100を優に超える日本ブランドがチャレンジしていることが窺えた。
ここからはショールーム・トーキョー.、ポリーキング、デューン・ショールーム、パークス・ショールームの各展示会ごとに日本からの出展ブランドを紹介する。
[section heading="showroom.tokyo."] [section heading="polly king"] [section heading="DUNE intl. Showroom"] [section heading="LAKIC SHOWROOM"] [section heading="PARKS SHOWROOM"]
(おわり)
取材・文/久保雅裕(encoremodeコントリビューティングエディター)
写真/久保雅裕(encoremodeコントリビューティングエディター)
[ 2020年春夏パリメンズ・ファッションウィーク Vo.1 ]|[ Vo.2 ]